①髪質事情
近年では、デザインカラーやブリーチパーマなどが流行し複雑化した髪質にデザインやケアメニューの結果をいかに出すかで施術自体が複雑化し、その対応に悩む美容師さんも多いと思います。
ここで、複雑化した髪を初めに「普通毛」に近づけておくのが鍵。
普通毛とは水を吸収できる毛。
薬剤が上手く均一に働かない原因のほとんどは、単純に髪が水を吸いづらく、薬剤がきちんと浸透しない状態になっているからです。
髪がきちんと水を吸収できる状態にしておけば、施術が格段に楽になります!
②シャンプーの効果
実はシャンプーの界面活性剤は元々働き者で、シャンプーが最もシンプルな浸透促進剤と言えます。
洗浄作用・乳化作用・気泡作用・浸透作用・膨潤作用・湿潤作用など役割は様々です。
施術前でのプレシャンプーで泡をしっかり揉み込むと、水を吸って柔らかい髪質に変わるのがわかります!
また、
・ブリーチの脱染効果UP
・カラーの毛先のくすみ防止
・白髪染めの薬剤弾き防止
・トリートメント持続UP
・パーマ、ストレートの軟化が均一
など、良いことがたくさんあるんです!
③おすすめプレシャンプー
どのシャンプーを使っても、上記効果はありますが、今回おすすめしたいのが「業界初の界面活性剤&業界初の尿素入り」のTOKIO PRE SHAMPOO!
◎オイルクレンジング処方の界面活性剤が頑固な油分膜も浮かして剥がす
◎尿素の力で硬いタンパク質も柔軟作用で柔らかく
と、まさに「前処理剤」なシャンプー!
ちなみに、「尿素」は2015年に一躍注目を浴びた成分で、カリフォルニアのワイス教授らのチームが「ゆで卵を生卵に戻す」という実験で、凝固したタンパク質に尿素を加えて液化した後マイクロ流体薄膜を通して機械的圧力を加えて元の液状に戻すという方法で尿素がタンパク変性に効果があるということを実証しています。
ブリーチをはじめとしたケミカルメニューやエイジングにより複雑化した髪質の前処理として今後も要注目のキー成分です!
是非ご参考になれば幸いです!