●講師プロフィール
LIPPS hair代表 たなか 氏
2004年にLIPPS hair に入社し、原宿店店長、ディレクターを経験され現在ではLIPPS hair 代表として、経営、サロン運営統括、サロンワーク、セミナー講師、LIPPSアカデミー講師、ヘアメイクと多岐にわたり活躍されています。絶対的な技術でお悩み改善やトレンド提案は、お客様のパーソナリティーを最大限に引き出すオンリーワンスタイルを実現し、今まで気づかなかったもっと素敵な自分を感じさせてくれます。
●セミナーの流れ
今回のセミナーは、
メンズのお客様から支持を得るための3つのポイント
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本日の講習スタイル(解説)
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カット実習
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パーマ実習
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スタイリング
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質疑応答
という流れでした。
【メンズのお客様から支持を得るための3つのポイント】
①精度の高いレングスの設定
女性が抽象的なのに対し、メンズは具体的にどのセクションを何センチ切るのかを細かくヒアリングする事が重要だそうです。
②質感・量感
フォルムを安定させる必要な重さ厚さは残しつつも、無駄な重さは削ぎ落し軽さのあるおさまりの良いフォルムにさせる事が重要で、特にデリケートなフェイスラインや生え際を含めたボリュームコントロールを慎重に行っているそうです。
③スタイリングの完成度
フォルムバランス、立体感のあるエアリーな動き、毛束感、短時間で簡単にクオリティー高く再現することと、スタイリングが決まらないとすべてが台無しになってしまう為、フィニッシュワークをばっちりと決めることが重要になってきます。
【カット実習】
今回のスタイルは、ミックスムーブマッシュでした。
バング長めのルーズバングで、サイド2ブロックを入れるカットをしていきます。
☆それぞれのセクションでのポイント☆
耳周り
耳周りはボリュームが出やすいので、耳上だけ三角でツーブロックを入れます。
ハチのラインは、前髪のデザインに影響が出る為慎重にカットしていく。
アウトラインから埋めて枠を作り、眉間から目じりに向けて槍を作ることで引締め効果を出します。
フォルム
ラウンド感を作るために位置を高さごとで変化させることで、トップはフワッと中間に長さが残りエアリーになります。
締めたいラインはあえて直線的に繋ぎます。
量感の調整
ワックスをつけない時でも決めるのが勝負なので慎重に削っていきます。
基本は毛先のみで取り、毛先につれてグラデーションをつけて徐々に量感を取り、
セニングは◯◯%で行っていきます。
【パーマ】
水巻きでツイストは入れずゆるく縦落ちに巻いていきました。
カール&スパイラルパーマで全体にランダムな動きと毛流れをプラスさせ、ワインディングは上下で互い違いに巻いていました。
上がリバースなら下がフォワード、リバースとフォワードを交互にカールが重ならないようにワインディングしていきます。
バックセクションは、ワンカールをはさんでボリュームが出すぎないようにする。
パーマあがりは、根元から弱風でカールをほぐしながら乾かします。
【スタイリング】
スタイリングは、ワックスにソフトな艶を混ぜミニマムにまとめるアンニュイ&セクシーなスタイルを作っていきます。
上、前、横、ひし形になるようにすると360度決まります。
トップに向かって上がり、後頭部に向かって締まっていくようにめくりあげて、中間毛先をちらす動きを繰り返してスタイルを作っていました。
【Before After】
Before
After
今回のセミナーでは、細かくレクチャーしながらカット&パーマ施術を行いました。
質疑応答の時間には、セミナーを聞いたうえでの質問が多かったのが印象的でした♪
東京のメンズ市場をさらに勢いづけるような、素晴らしいセミナーでした!